小樽雪明りの路

2008.02.09〜02.11

札幌雪祭りで混み合う札幌圏を脱出して、今年もまた流氷観光にオホーツクまで走ろうかと思っていたが、昨今の燃料高騰の為か、それともまた同じオホーツクじゃ・・・と思ったかは知らないが、テレビドラマにもなった近隣の小樽雪あかりの路を妙に見に行きたくなり、自然と進路は北へ西へと向かった。
小樽へ入るや否や、今回もまずは酒とばかりに小樽の酒蔵、北の誉酒ミュージーアム酒泉館へ!

ここでも入り口で仕込み水を汲めます。
お目当ての酒蔵でも酒造り期間限定の、けさの槽口は本日は入手できず残念。
変わりに酒蔵限定純米吟醸原酒と期間限定酒を仕入れて出発。
とりあえず、酒さえゲットしておけば後はオッケー^^;

運河会場


そろそろ夕暮れ時も迫り、明るいうちに今夜の車中泊地である観光駐車場に入庫。600円なり。これで朝まで車中泊オッケー!
キャンドル点灯の5時になったので、いざ町へ出陣。
運河会場は既に大勢の人で混雑が始まりだした頃でした。

運河会場では運河に小樽の浮き球職人がイベントのために作った400個のガラスの浮き球が水面に静かに瞬く星の光のようにほんのりと輝いていて神秘的です。まさしく地上のホシゾラです。
運河周辺の散策路にはスノーキャンドルが続いていますが、ここはパスしてお目当ての旧手宮線会場へと向かいます

旧手宮線会場

旧手宮線会場は日本で3番目に埋設された鉄道跡地で今でもレールが残っています。
そこに全て住民手作りのスノーキャンドルで長い鉄道跡地にキャンドルのオブジェを作り上げていて、ほんのりと静かにキャンドルが点り癒しの空間が作り上げられています。
その住民手作りのオブジェをご覧ください。

ここの凄い所はオブジェの製作を全て住民が行なっているのは もちろんのこと、1本のろうそくが燃え尽きるのには6時間くらいかかるので、安全のために5時に点灯したこれだけの大量のキャンドルを毎晩9時に消して全個回収するのと、途中消えたキャンドルを点検して歩くのが大変です。これを期間中毎晩続けるのです。
これには地元のボランティアは勿論のこと、北海道の冬を愛する韓国や中国からのボランティアの方々が多数協力してくれます。
それによって、ここまで大きくなってきたイベントは凄いエネルギーを感じます。
ヨサコイソーランを見習えって感じなのかな。


それにしても凄い数の観光客。今年で10回目を迎えるイベントにしては、札幌雪祭りと時を重ねただけあって客の入りこみは順調?
支笏湖氷濤祭りも食っちゃいそうな勢い?と言うか、すでに食われてます。

子供の自作体験キャンドルです。 もちろん無料です。

町の建物もライトアップされきれいです。

今夜の泊地、観光駐車場です。後ろに見えるのはホテルノルドです。
運河はすぐそこ・・・
管理人のオジサン達は キャンカーの車中泊はお馴染みです。
7時〜翌朝7時まで24時間泊めても600円です。(ロールオーバー)

祝津

小樽港の西の先端に聳え立つ祝津の断崖絶壁。
遠くにはニシン御殿や灯台が見えます。(ロールオーバー)


こちらは小樽水族館や青塚食堂の手前にある小樽市指定歴史的建造物「旧白鳥家番屋」。明治10年代の建築だそうです。

天気がいいので一度は泊まってみたい断崖絶壁の上に建つホテル・ノイシュロスまで登ってみました。


今日のように晴れていればロケーションは最高です。
断崖絶壁の上に建っている様子がよくわかると思います。


遠く積丹半島先端まで見通せます。
反対側は増毛方面の暑寒連山の山々も見渡せます。

眼下にはニシン御殿や小樽水族館で泳ぐアザラシ君が見えます。
下から見ると断崖の上に建っているニシン御殿すらもここからは眼下に見えます。


手宮

日本で3番目の鉄道として敷設された手宮地区にある旧小樽鉄道記念館が市に移譲し、小樽総合博物館として昨年4月に再出発したので寄ってみました。



入館料大人300円、子供無料で中に入ると、まずは手宮で初めて走ったSLしづか号が出迎えてくれます。(ロールオーバー)
料金の割りに結構遊べます。


その後、天然温泉湯の花で入浴しました。大人600円です。気持ちいい温泉です。


出抜小路

小樽出抜小路に今夜の食材を仕入れに行ってきました。
火の見やぐらが目印です。
火の見やぐらに登ると運河を一望できます。(ロールオーバー)

中ほどにあるコロッケやさん、注文を受けててから揚げるので4〜5分かかりますが、おいしいアツアツコロッケを食べさせてくれます。
ごらんの暖房された洋館の中でいただけます。

今日のお目当ては昨日は売り切れだった「ニューなると」の若鶏の半身揚げです。
北海道中にファンがいる人気店です。
大中小とサイズがありますが、あまり値段に違いがないので大を買いました。900円なり。
毎月30日には、それぞれ200円引きになるので狙い目かな・・・
その後、いつものように「かま栄」でかまぼこを買いました。

その後ベネチア美術館に寄って、北一ガラスにも寄って、北一酒蔵で日本酒を仕入れ、その他食料を仕入れて・・・

今夜の宿泊も観光船乗り場前、小樽観光駐車場です。600円なり。
早速、ニューなるとの若鶏の半身揚げです。
かなりスパイシーでしっかりとした味付けとなっています。
濃い味好みの北海道人向けの味付けですね。
せっかく生後50〜60日のみの厳選された若鶏を使っているのだから肉自体が旨いので、私はもう少し薄味でいいかと・・・
でも、旨いのは確かに旨いです。

タラバの内子と外子、2個で500円。北海しまえび100円。

かま栄の手前からチーズちくわ、パンロール、平揚げ。
いずれもマイウ〜
今夜の酒は北の誉酒蔵で買ってきた純米原酒「しぼりたて」

酒が足りなくなったので、今夜北一酒蔵で仕入れてきた吟醸酒「小樽港」(おたるみなと)も投入!

小樽港

朝、運河や港付近をチョロマカしていたら、第7艦隊指揮艦「ブルーリッジ」を発見。

北海道遺産 小樽防波堤も穏やかで波静か・・・

休日でもあるのに、朝8時には米国国家とともに艦尾に星条旗、その後君が代の吹奏で艦首に日の丸を掲揚。
百戦錬磨の海軍さん、社交辞令は完璧ですね。

9時半過ぎから制服に身をまとった乗組員が整列を始め、予定の午前10時よりやや早く2席のタグボートに引かれ汽笛を鳴らし小樽港を離岸、進路を日本海の彼方へととりました。

札幌雪祭り

さとらんど会場

ブルーリッジの出航を見送った後、天狗山方面に車を走らせ旭展望台を目指したものの冬季通行止めで断念。
帰宅の途中に札幌雪祭りも最終日なので、ちょっとだけ寄ってみようと東区にある札幌さとらんど会場に寄ることにしました。

手始めにまずは雪像滑り台(左下)。待ち時間はほとんどなし。階段を登ったら順番が来る・・・みたいな感じでした。
チューブ滑り台(右下)も無料なので期間中最長3時間待ちの時もあったそうですが、最終日の午後とあって待ち時間20分でした。

次に今では見かけることもなくなった竹スキーです。これも無料です。
貴重な体験でしたが、回を重ねるごとに上手になり要領を得たようです。

ボランティアの竹スキー作りの方々が次から次へと見事に竹スキーを製作していくのに驚きです!

次はチューブ滑り。これも最終日の午後とあって待ち時間なしで利用できました。
おかげで何度も遊べちゃいました。これも無料です。

会場内では動物とも触れ合えます。場内を廻るSL自動車トマト号はテンプラ油の廃油で走ります。

本日のメインイベント、ラヴだるま作りです。もちろん無料です。
受付で大小のボウルと木でできた目鼻を受領し会場へ
ボランティアの方たちが雪を掘り集めサラサラなので大量の水をかけて湿らせてくれます。
その雪を大小それぞれのボウルに詰め込んで固めます。

大小それぞれのボウルを2個ずつ合わせて頭と胴を作り重ねます。
首の周りに濡れ雪を詰めて頭が転げ落ちないようにします。

木でできたパーツの目・鼻・口または眉などを埋め込みます。
どうゆう顔にするかは個人のセンス次第です。
うちのダルマは郷ひろみみたいな眉になってしまいました。

最後に自分で書いたプレートをつけて仲間のだるまが待つ会場に整列です。

会場にずらりとならんだ個性あふれるイロイロな表情のラヴだるま達。
最終的には全部で4000体以上になったそうです。

最後に大きなラヴだるまの前で記念撮影。
おなかの中の小さなラヴだるまはファイターズの梨田監督製作のラヴだるまです。

他に雪の巨大迷路とかもありましたが時間がなく今回はパス。
以上、全て駐車場も入場もアトラクションも全て無料で楽しめました。
有料なのはスノモを動力源とするスノーラフト500円やバナナボート300円、スノーチュービング100円がありましたが、この時期どこでもやってるので今回はパスしました。

最終日の午後とあって駐車場もすぐに入れて、時間の割りに結構遊べてラッキーでした。

東区のボランティアの皆さん、イベントの全面的なバックアップと盛り上げ、ありがとうございました。
今回の小樽雪あかりの路といい、さとらんどの雪祭りといい、地元の方々のボランティアでイベントを作り盛り上げていこうというパワーには感心し、素晴らしい熱意に感銘を受けました。また来年も頑張ってください。

     

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