2009.7.18〜7.20
2009海の日3連休。今年は海へと行かず、久しぶりに富良野へ!
テーマとしてはカミサンのリクエストによる上富良野にある後藤純夫美術館と私のアイディアで上富良野の土の館にある蒸気トラクターを子供に見せてあげること。
そして、ドラマも見たことないし、特に興味は無いが今年5月に一般公開開始した「風のガーデン」を見に行くことだ。
カミサンは、反対して、それならニングルテラスの方がまだマシだし、それよりも他の所に行こうと言うが、想像するにつまらない所とは思うが、ここは話の種にでも一度行って見ておこうや・・・ と言うのが私の考えで、とりあえず押し切ったので富良野に向けて出発!
天気予報じゃ3日間ずーーーーーっと雨!
今年の北海道は天気がおかしい。はっきり言って梅雨である。実際に今年は天気図を見ても、例年この時期でも東北地方までしか伸びていない梅雨前線が、しっかりと北海道を横切っているのである。
気温が低いからまだ内地のようにはジメジメと不快ではないが、天気がいいはずの今の時期の観光シーズンにとっていやである。
とりあえず、初日は曇っているがまだ雨は降り出していない。
午前中用事を済ませ、午後からいつもの三笠〜桂沢湖を経由して2時間で富良野到着。
ハイランド富良野で入浴後、今夜の宿泊地、中富良野町営ファーム富田前公共駐車場を目指して中富良野までやってきました。
今年から廃止になった中富良野森林公園キャンプ場を見ていこうと寄り道。
彩香の里ラベンダー園に着いたのは夕方でした。
中富良野森林公園キャンプ場は情報どおり閉鎖になっていましたが、テントが1張り見受けられました。
バンガロー側のサイトの奥へ行くとバスコンが1台スクリーンドームを張っていました。
森林公園下にあるスキー場の駐車場です。明日午後3時からは花火大会のため駐車禁止と書かれていました。(ロールオーバー)
クレソンの奥に停めてる紺色の普通車はパラボラアンテナを立てて車中泊していました。
私は明日朝の混雑防止のため、すぐ先にあるファーム富田前の駐車場に車中泊しました。
普通車を含めると結構な台数が車中泊していました。
とりあえず到着すや否やファーム富田のカットメロンを食べました。
ここの駐車場はトイレはありますが、駐車場には全く照明がなく一晩中真っ暗闇でした。
我が家は車内のトイレを使うからどうでもいいのですが、夜間車を出てトイレに行く人たちは大変でしたでしょうね。
翌朝目が覚めると、天気予報どおり凄い雨と風です。
これじゃ、観光どころじゃないとファーム富田はパスして、雨なら雨なりの富良野観光を・・・ と言うことで上富良野の後藤純夫美術館へと向かいました。
こんななら昨夜メロン食べてないで少しは観光しておけば良かったと少し後悔です><;
土砂降りの中、後藤純夫美術館に到着です。
後藤純夫を知らない方もいるかと思いますので、簡単に説明すると現代の日本美術の第1人者で近代日本画のトップで、中国やフランスなどでも高く評価されている人物で、昔ネスカフェゴールドブレンドのCMにも出演して「違いの分る人、後藤純夫・・・」というフレーズで始まったのを覚えている人もいると思います。
私も実際に来るまでは興味なかったのですが、ここは入館料1000円かかりますが、これを高いと思うか安いと思うかは見る方の価値観の違いでしょう。入ってみて素晴らしい絵を見て、私は一見の価値ありと思いました。
アートに興味のある方は是非行ってみてください。
入館料1000円でも悪天候でも続々と観光客がやってくるのを見ると人気の高さが伺えます。
写真の中央に立っているのは館長さんで、洋画と日本画の違い、日本画と近代日本画の違い、など詳しく教えてくれました。
使われる絵の具は牛乳瓶1本分くらいで安い色で10数万円、高い色では100数十万円と聞いてビックリしました。
壁に飾られている絵は値段をつけるとしたら数億円だそうです。
次に蒸気トラクターを子供に見せるために上富良野の土の館に向かいました。
ここにはトラクター博物館があり、昔の蒸気で走るトラクターが展示されています。
年に一度だけ、実際にSLのように煙を吐いて走らせます。
土砂降りの中、到着しましたが残念、休館日でした。
たまたまいた係りの人に聞いたところ入館無料でボランティアでやってるから、週末はいつも休みで平日しかやってないとのこと・・・
残念です。
それではと諦めて雨の日なりの観光をと麓郷へと向かうことにしました。
向かう途中の道は富良野らしい起伏にとんだ丘の景色を楽しめます。(ロールオーバー)
道路もめったに通る車も無くアップダウンが繰り返されます。
道路は畑から出入りしたトラクターの泥で汚れています。
麓郷の拾ってきた家の隣にある富良野ガラスに立ち寄りました。
ここのウリは「しばれ硝子」と呼ばれるグラスに入れた繊細な傷のような細かい筋の入ったデザインです。
本当にシバレ上がったような美しいデザインです。
店内は各フロアがテーマを持っていて、しばれ硝子を展示している1号館から順になっています。
私的には小樽の北一硝子よりもイイ感じです。
製作体験コーナーもあります。(ロールオーバー)
繊細で小さな可愛らしい硝子細工などは意外と安くで買えちゃいます。
ここがパンフレットの表紙を飾っているフロアです。
美しい照明のアートです。ここを通って4号館、5号館へと行きます。
3号館はアクセサリーの館です。
この富良野硝子も悪天候でも大勢の人たちが訪れ、人気の高さが伺えます。
次に向かったのは アンパンマンショップ。家族そろってアンパンマンファンではありませんが、土砂降りなので^^;
悪天候の中、ここは大混雑です。人気の高さが伺えます。
子供よりもむしろ親の方が熱心な方も結構多いみたいで^^v
アンパンマンは程ほどに、お隣にあるジャムおばさんのジャム工房へ!
ここはジャムの種類の多さにも驚きますが、試食の凄さにも驚きます^^
老いも若きも試食に群がります(笑)
店内いたるところで試食・試食・・・
・・・試食と、試食の嵐です
ジャムおばさんは太っ腹ですねえ。。。
人気ランキングではハスカップが一番のようです。
店内の様子です。
同じく店内です。
ふらのポテトチップス138円も売られていました。
パッケージのイラストは へそ踊りのイラストで笑えちゃいます。
アイスクリームにハスカップジャムのトッピングです。
更にハスカップそのものを買ってアディショナルトッピングです。(ロールオーバー)
店を出て、隣にある工房へ
工房では窓から製造過程を見学できます。(ロールオーバー)
本日もハイランドフラノで入浴後、ニングルテラスへ。
新富良野プリンスホテルの温泉でも入浴できますが、1500円とメッチャ高いです;><;
雨のニングルテラスです。
やはり夜は静かで綺麗ですね。
夜遅くまで観光客が絶えませんでした。
朝起きてみると、5メートルほど開けて隣にアレンが停まっているじゃないですか。
もしかしてご近所のしろうさぎさんのアレン君???って思ったけど、しばらくして降りてきたのが年配の二人旅の方でした。
内地から風のガーデン目当てにやってきたようで、ガーデン方向へ歩いて行きました。
新富良野プリンスホテル、もしくはニングルテラス等に行かれたことがある方なら、この案内板を見たら位置関係が分りますよね。
新富良野プリンスからパン屋さんを出て左、パークゴルフ場の方へと歩いていきます。
直進すると森の時計への坂、というロケーションです。
すぐに風のガーデン受付というゲートをくぐって直進します。
左にはスキー場駐車場とゴンドラ乗り場が見えます。
森の中を少し歩くと受付が見えてきます。
受付と言うからには すぐそこに風のガーデンがあると思ったら大間違いです。
ここで一人500円を払ってシャトルバス、厳密に言えばレンタカーのハイエースに乗って狭いゴルフ場の道を遠くにある風のガーデンまで行きます。ロケーション的には、ずーーーーっと富良野プリンスホテル側まで行きます。
歩いていけば無料と思ったら大間違いです。歩いて行っても、ここで500円払います。
腕に巻く目印を渡されます。歩いたら15〜20分くらいだそうです。
時期や時間帯によってハーエース待ちの行列ができます。台数は結構多いのですが、道が狭く交差が大変で譲り合いなどで時間がかかります。
200系ワイドスーパーロングコニューターが多いのですが、運が悪ければ100系のバンや200系4ナンバー標準バンなどもあるので運試しです。
ウチは最悪で並んだ挙句、行きは100系SLバン、帰りは200系標準バンと数少ない粗悪なパターンにハマッてしまいました。
道が悪いのでワゴン系とバン系、100系と200系の差は大きいですよ!・・・といつまでもこだわり続けます(笑)
しばらくして風のガーデン停車場に到着です。
ロータリーになっていて、客を降ろすとすぐに帰りの客を乗せてとんぼ返りします。
到着場所に このようなショップなどがありますが、目を引かれてこちらの方に行くと、ついつい間違えて奥のほうへ歩いて行きますが、違います。風のガーデンは反対側ですのでお間違えの無いように・・・
ハイエースを降りてお土産ショップに目もくれずに道なりに真っ直ぐ歩いていくと、木陰から風のガーデンのグリーンハウスが顔を覗かせます。
365種類のいろいろな植物が生い茂っているイングリッシュガーデンだそうですが、収録後はあまり手入れがされていないようで、ガーデンを目的に来た私としてはがっかりです。
ハッキリ言って、手前味噌になりますが、我が家のガーデンの方が全然マシじゃん!って言うのが第1印象です。
とりあえず、ドラマの舞台で記念撮影だけはしておきましょう。。。
ドラマのセットはそのまま残されています。(ロールオーバー)
風のガーデンを熱心にテレビで見ていた人には良いかも知れません。
ドラマを視ていたとおぼしき関西弁のオバチャン達があーだこうだと解説して盛り上がっていました(笑)
右側に坂を下っていくと小さな川があり、川の向こう側に例のバスコンがあります。
橋の手前で立ち入り禁止となっているので、近くまでは行けません。
木陰から覗くだけです。
キャンカー乗りとしては残念ですね。
周囲は森に囲まれ気持ちいいです。
観終わったらまた同じくハイエースに乗って受付まで戻ります。
ニングルテラスです。
相変わらずカミサンは風のガーデンなんかより、こっちの方がず〜っといいと言ってます。
やはりニングルが住んでいるからでしょうか?(笑)
ニングル用の丸太をくり貫いたカヌーもありました。
それにしても、ここの森はいつ来ても気持ちいいですね ^^
コーヒーは飲みませんが、森の時計です。
このフクロウがいいですね^^
さて今日はキャラバン最終日にして初めて晴れたので、この後混雑を覚悟でファーム富田へと向かいます。
渋滞に巻き込まれたが、しばらくしてファーム富田前の一番奥の駐車場に無事入庫。
駐車場に入るともうラベンダーの香りが満ち溢れていました。
トラディショナル・ラベンダーの丘も綺麗に咲いていました。(ロールオーバー)
十勝岳連山を覆っていた雲海も晴れ始め、雄姿が姿を現し始めました。
香水の舎の香りに耐え切れるでしょうか?私は平気です。
それにしても、最終日にとてもいい天気になりました。できれば中日に晴れて欲しかったです。
ラベンダー以外の花もお行儀良く咲き誇っています。
十勝岳連邦を背景に花人の舎とドライフラワーの舎です。
花人の舎を吹き抜けるホールには 見事なドライフラワーが1階から2階を突き抜け天井までと伸びています。
花人の舎はステンドグラスも美しいです。
ファーム富田の景観をステンドで表しているのが分るでしょうか?
次は花人の舎のお隣にあるドライフラワーの舎です。
ここに飾ってあるドライフラワーの数々は凄いの一言ですね^^
規模が違います。
以前来たときから一新されていて、オレンジ系で統一されています。綺麗です。
前回はベージュ系で統一されていました。
二階からの様子です。素晴らしいですね^^
やはり子供は花よりラベンダーアイスが一番と言っていました^^
さて、いよいよ彩りの畑へ向かいます。
ラベンダーの向こうに彩りの畑が見えてきました。
今年の彩りの畑は淡いコントラストの花色の組み合わせです。
例年のハッキリクッキリのコントラスト比からすると、少し物足りないような気もしますが、これはこれでよろしいかと・・・
こちらはマーガレットとラベンダーの組み合わせです。
白と紫の対比が美しいです。
天も地もキャンバスのようです。
十勝岳連邦をバックに彩りの畑
雄大ですね〜
当初の全日程雨の予報から変わり、最終日だけでも晴れたので良かったです。
ファーム富田を後に桂沢湖・三笠経由で帰宅の途につきました。