2010.2.6
北海道では毎冬恒例の冬のイベントシーズンがやってきた。
中でも札幌雪祭りが始まり世間を賑わせているが、毎年その混雑振りは大変なものだ。
市内の駐車場は満車で身動き取れないは、電車で行くにも大混雑でまるで山手線の通勤列車のようである。
外食するにも長い列を成し、いつになったらありつけるかと嫌になる。
そんな札幌市内には目もくれず、例年は道央圏を脱出し地方の冬のイベントを見に行くが、今年は遠出せずにおとなしく近場の支笏湖氷濤祭りへ行ってきました。
氷濤祭りは1月29日から2月14日まで開催されています。
午後4時に家を出て、千歳市内を抜け支笏湖公園線の直線道を一路支笏湖を目指す。
天気予報は当たり、雪がだんだんひどくなってきた。
吹雪で視界もきかず60Km/hで巡航するのがやっとだ。
対向車も怖がってセンターライン沿いを走ってくる車が何台もいて危なくてしょうがない。
ちゃんと道路端の表示マーカーを見て走ってほしいものである。
そんなこんなで4時半に支笏湖畔駐車場に到着。
夕方到着するのには訳がある。
昼間の客が引け、駐車場も一等地が確保しやすくなるのである。
ご覧のとおり、会場に程近い場所にしかも木の間の1台だけの専用区画に案内され、余裕で停められた。
他の普通車はこんな感じ。
例年、週末には花火が始まる頃には駐車場に入れない車が大渋滞して長い列ができ動かなくなるのである。
しかし、今日は吹雪の悪天候なので、それ程にはならないであろう。
会場へ行くと、今年は入り口を設け、客を誘導し義捐金を半強制的に徴収しているのには驚いた。
事実上、有料のようなものである。
我が家は額は少ないけど毎年義捐金を寄付しているが、ここまで露骨にやらなくてもいいのでは・・・
よほどの資金難に喘いでいるのかな?
そこまでやるのなら、毎年変わりばえのしないワンパターンの氷像でなく趣向を凝らしてほしいと思うのは私だけではないはず。
まずはコケの洞門へ。
毎年同じものが同じ場所に同じレイアウトで・・・
雪は なかなか止みそうにありません。
しかし気温のほうは昨日までとは違い、高いようで助かりました。
やがて夜の帳が降り始めライトアップの効果が現れ始めました。
もしかしたら、このアンバランスな時間帯が一番綺麗なのかも知れません。
ここの氷濤は足場でやぐらを組んだものに、支笏湖の水をポンプで汲み上げてホースで吹きつけ、何日もかけて吹きつけ完成の運びとなります。
昼間見ると、いかに支笏湖の水が美しいブルーな色をしているかがわかります。
その完成した氷濤に夜はカクテル光線を当てライトアップすると、このような真冬のファンタジーといった感じの氷濤になります。
こちらはチャイルドリンクです。
名前のとおり、スケートリンクのようにツルツルで子供が靴のまま滑ってこけて遊ぶ場所です。
入り口でヘルメットを借りて遊びます。
もちろん、無料です。
名づけて「シャンデリア」だそうです。
時刻も5時半となり、ライトアップも効果的な色を発するようになって来ました。
土日祝日は6時半から花火が打ち上げられるので、ひとまずクレソンに戻って夕食です。
クレソンに戻る途中で、キャンカーが1台入ってきました。
YMSロデオです。
ウチの車の数台先に止まりました。
今日は自宅で冷凍していたカレーを持参してきたので、カレーです。
冬の冷えた体には温まります。
と言っても、今夜は寒くないですが・・・
車内での夕食を終え、会場に戻ると風が出てきて、気温もグッと下がり、吹雪になっていました。
先ほどとは違い、今度は少し寒いです。と言うか、風が強くて体感温度が低く感じるのでしょう。
6時半になり、カウントダウンと共に花火が始まりましたが、今日は風が強く、吹雪で雲もかかっているので、花火が流れ綺麗ではありませんでした。
王子製紙の旧山線鉄橋もライトアップされ夜空に美しい光を放っています。
日が暮れてライトアップの効果が現れ、夕暮れ時の会場とはまた違った雰囲気となってきました。
子供はいつまでも氷の滑り台を滑っていたいようでしたが、7時半に会場を後にして8時に帰宅しました。