北海道開拓の村

2012.1.8

子供の冬休みの宿題で昔の道具と今の道具というテーマを勉強しに札幌市厚別区野幌森林公園内にある北海道開拓の村に行ってきました。

ゲートを入ると古きよき時代の洋風建築が出迎えます。
明治時代の建築物が多いようです。
広大な敷地内にそれぞれ市街地群、漁村群、農村群、山村群と分かれていて全部で52戸の建築物があります。

管理棟として使用されているのが、明治41年〜昭和27年まで使用されていた旧札幌停車場です。

次に目の前に聳え立つ美しい建物はビジターセンターとして使用されている明治6年の旧開拓使札幌本庁舎です。
緑と白のコントラストが雪景色に調和して一際目立ちます。

その隣に建つのはピンクの外壁と屋根が可愛らしい旧浦河支庁庁舎です。
大正8年の建築です。

こちらは屋根周りの飾りや窓周りの飾りがオシャレな旧開拓使工業局庁舎で明治10年の建築です。(ロールオーバー)
各窓には日除けのオーニングが取り付けられています。

石造りのこの建物は明治42年建築の旧小樽新聞社です。
明治末期から大正時代にはこのような石造りの建築物が多数見受けられ、小樽や函館などの街中では今でも使用されています。
内部には昔の印刷機や多数の活字が展示されています。

こちらは赤レンガ交番として親しまれた旧札幌警察署南1条巡査派出所で明治44年建築で昭和46年まで使用されていました。


淡いミントカラーの建築物は明治42年建築の私立旧北海中学で現在の北海高校の前身です。(ロールオーバー)

色とりどりの昔の建物が並び綺麗です。


それでは、昔の日本家屋を訪ねてみましょう・・・
こちらは旭川市の旧来正旅館です。大正8年の建築です。
この頃の部屋の暖房は火鉢のみですので、寒かったでしょうねえ。。。

明治42年建築の小樽市旧河本そば屋です。

場内には北海道各地から移築されたいろんな時代のイロイロな建物が広大な敷地内に立ち並んでいます。

明治30年建築の妹背牛町、旧藤原車輪製作所では馬ソリや馬車の車輪製作の様子が展示されています。

古平町の旧近藤医院は大正8年の建築です。
お医者さんのお宅だけあって、オシャレな造りで現代の建物にもあい通じるところがあるのでは・・・

昔、子供の頃こんな個人開業医のお医者さんにお世話になったような気がします。

その他、いろいろな建物の内部で当時の生活の様子が描き出されています。

明治36年建築の旧札幌農学校(現北海道大学)寄宿舎恵迪寮です。4人部屋です。

大正後期に建てられた森林鉄道機関庫などもあります。

とてもこれらの全ての建物を1日で見て廻ることはできません。

冬場は北海道の昔の交通手段「馬ソリ」が場内を運行しています。
夏場は「馬車鉄道」が運行しています。

一生懸命ソリを牽いているのは道産子と呼ばれる馬です。
これが思った以上にスピードが出るのでビックリです。
さすが農耕馬だけあってパワーがあります。

また、場内には子供の遊び場もあり、昔の古い遊具を使って遊ぶことができます。

今時なかなかこのようなしっかりした木ゾリや竹スキーで遊ぶことはできませんよ。
全て無料で遊べます。
その他、それ以外にも毎週いろいろな体験プログラムが企画されています。

昔懐かしい雪かきもあります。
今度は夏場に来て馬車鉄道に乗ってみようかな・・・

     

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