厚田〜浜益〜雄冬〜増毛〜留萌     オロロン海鮮キャラバン

2007.07.07〜08

今週も海鮮を求めて日本海沿いをキャラバンすることに決定。
今回は増毛の甘エビとタコを目当てにオロロンラインを走ることにしました。
当初、バラの満開の季節なので秩父別のローズガーデンに立ち寄ってからオロロンを南下しようと思ったが、
ママのいつもの花より食い物優先で、天気もいいし海岸沿いを先に走ることに決定。
当初、石狩から北上しようとしたけれど、手っ取り早く近い距離で走ることに・・・

千歳〜長沼〜三笠へとR30道道三笠栗山線を走っていたら途中でパトカーのステルス取締り。
R12に出て、美唄で日本海に出るべく左折。
少し走ったところでまたネズミ捕り。今度はレーダー取締り。今日は多いなあ、用心用心。

月形町で宮島沼に立ち寄り。
ここは北海道に12箇所あるラムサール条約登録湿地のひとつ。秋と春にはガンの渡りの中継地となっている。

ちなみにラムサール条約登録湿地は北海道以外では、青森〜沖縄の間に21箇所あり、全部で33箇所。
3分の1以上が北海道にあることになる。

環境を今後も守らねば・・・
宮島沼は綺麗な円形で周囲が見通しが利き、外敵からの攻撃を察知しやすく、また周囲が田んぼで囲まれているため餌を獲りやすいことなどから、野鳥が過ごしやすい環境になっているとか・・・

それにしても、のどかなところですね・・・
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日本海に出ると、そこは厚田村。
厚田漁港の朝市に立ち寄り。
昼食を兼ねて、新鮮魚介を仕入れることに。

次から次と客もやってきます。

そろそろ閉店も近いので、早めに仕入れねば・・・
小さな店舗が数軒並んでいます。
どこも取れたての魚介が並んでいます。

この時期は、どこもヒラメにホタテ、タコ、ウニ、カレイなどが多いようです。

中でも朝水揚げされたタコが次から次と大量に運ばれてきます。

今回はウチはホタテとタコとエゾバフンウニを仕入れました。
浜益〜増毛にかけては、知床にも似た高い断崖絶壁が続き船で海上からしか近づくことができなかったため、陸の孤島とも言われていた時代がありました。
道路が開通した今も断崖の中を長いトンネルで通り抜けていく場所が多く、海岸から船でしか近づけない場所が数多くあります。
まさに陸と海との厳しい自然がつくり上げた地形です。

ある場所は断崖絶壁と海の淵を、ある場所は断崖絶壁の最頂部の淵をと絶景を楽しみながらのドライブとなります。
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簡単には近づけない場所でもあるため、海は綺麗で魚介も豊富です。

ソーランラインの日本海と同じように、奇岩があちこちにあります。
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途中には海水浴場キャンプ場が点在しています。
これからの時期、8月にかけて少しずつ客も増えていくことでしょう。

浜益川下海水浴場キャンプ場にはレオバンクスとジルのバンテック車が2台仲良く止まっていました。
断崖絶壁の中を次々とトンネルが突き抜けて行きます。

前を見ても後ろを見てもトンネルです。
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雄冬岬にある白銀の滝で佇むコロラド・クレソン。
滝は断崖を一気に流れ落ちます。
この他にも知床のフレペの滝を思わせるような、岩肌から染み出て流れ落ちる滝などが道路沿いで見られます。
水産資源が豊富なだけに、このように駐車帯からもすぐに海に降りられる場所がたくさんあるので、ちょっと休憩していると怪しまれて密漁監視車がすぐに寄ってきます。
国道端の雄冬キャンプ場にあるサンセットウェーブ。
サークルの中の海上には小島が見え、日没時にはリングの中に真っ赤な夕陽が沈みます。

昭和56年に国道が開通して増毛市街地と結ばれるまでは船でしか往来できなかったのを考えると、今がいかに便利になったかがわかります。

わずかこれだけの距離の道路を敷設するのに、難工事の為24年もの歳月を要したそうです。
付近には番屋の跡らしき建物もあります。

この背後にある断崖の上に雄冬を見渡せる展望台があります。
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これからその展望台まで登ります。
展望台へは途中の駐車場から長い階段を上りたどり着きます。
長い階段の脚はゴロゴロとした特大の岩石が重なり合った上に載っています。
岩石が崩落したらチョット怖い・・・

展望台からは雄冬の絶景が見渡せます。

海上に先ほどのサンセットウェーブのリングの中に見えた小島が浮かんでいます。
展望台の背後には人を寄せ付けない更なる断崖絶壁が広がっています。
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雄冬から増毛へ向かう途中、観音崎を過ぎると道路沿いの丘の上にある岩尾温泉「あったま〜る」で入浴。
日没の時間なら露天風呂からは日本海に沈み行く夕陽がみれます。海からの風も心地よいです。

増毛漁港にある増毛港町市場で特特大サイズの甘エビを仕入れ今夜の車中泊地、暑寒海水浴場キャンプ場へと向かい明るいうちに本日仕入れた海鮮の刺身と浜焼きで一杯。マイウ〜
北海道と言えども鮮度低下の早い甘エビを活エビで入手できる所は、そうそうございませんよ。
ちなみにボタンエビは結構活で数日間生きてます。

キャンプ場も海水浴場がオープン前とあって貸切状態。
もちろん無料です。
水洗トイレもあり駐車場も海浜にあるので素晴らしい景色をツマミに酒を飲めます。
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最北の造り酒蔵、国稀酒造です。
今年で創業125年の歴史を誇ります。
増毛の中心的存在でいつも見学者で賑わっています。
また、高倉健・倍賞千恵子主演1981年公開の映画、駅:ステーションのロケにも使用された建物としても有名です。
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建物横の駐車場入り口には酒造りに使用している暑寒別岳の伏流水が湧き出ています。
立ち寄ったら是非キャンカーにも補充しましょう。
とてもおいしい水です。
建物内部はアジがあり、歴史的な建造物です。
長い土間が奥へと続きます。
今では目にすることのできない、イロイロな物が見れます。とりわけ、酒蔵のテーマパークのようです。
国稀さんのはっぴや昔のエプロン?などを着て記念撮影もできます。
まさに国稀の歴史博物館です。
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もちろん、試飲もできます。
数々の国稀の製品です。

後列は各地の酒店でも購入可能ですが、前列の製品は限定生産品で増毛地区でしか入手できません。

特に前列左から2番目の青いボトルは、ぎんぷうを使って造られた純米吟醸原酒の「月涼し」で最高の香りと旨さです。
さすがに原酒といった感じです。アルコール度数も17.5度で2600円で販売されています。
裏手の倉庫内には昔の木製の鰊舟が保存されています。
思った以上に大きいです。

鰊漁黄金期だった頃にはこの船で出漁していたようすが展示されています。
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こちらは重要文化財の旧商家丸一本間屋
明治初期の建築で完成までに20年の年月を費やしたそうです。
国稀酒造も丸一本間屋が展開した事業のうちのひとつです。
JR増毛駅前にある旧旅館、富田屋
昭和初期の建築です。
他にも昭和初期の建築で現在でも使用している木造校舎で北海道最古の増毛小学校や石倉など数々の北海道遺産に指定されている歴史的建物群があります。
増毛からオロロンラインを留萌へと向かうと海岸沿いに広大なゴールデンビーチるもいが見えてきます。
まだ海水浴客は少なく、バナナボートやジェットで賑わっていました。
さらに先へと進み、黄金岬へとやってきました。
岬前には狭いながら駐車場横付けの無料キャンプが賑わっていました。
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留萌から内陸部へと入っていくと沼田町にあるJR恵比島駅はドラマや映画、すずらんの舞台となった明日萌駅です。他にも数々の映画やドラマのロケが行われてきたところです。
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こちらの駅内部も昔ながらの駅の状態で保存されています。実際に今も使われている駅です。
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明日萌駅前の建物群です。
周囲は全て昭和初期の面影が残っていて現在の時代の風景がないのでロケには適しているのだそうです。

背後の旧旅館はすずらん他、多くのロケに使われてきた建物です。
旧旅館内部は見学できます。
ロケの状態で保存されています。

また各種ロケの様子も写真等で展示されています。
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映画やドラマ、すずらんの主人公でもあり、昨年ラストランで廃止となった深川〜増毛間のSLすずらん号のヘッドプレートもここに展示してあります。
旧旅館の無料見学のお礼代わりに明日萌名物「花嫁まんじゅう」を500円で購入しましたが、特になんてことのない普通のまんじゅうでした。
帰りに道の駅鐘のなるまち・ちっぷべつに立ち寄りスタンプゲット。

背後の建物は温泉ゆうゆです。
静かで車中泊には敵です。

世界最大級のスイングベルが自慢の道の駅で塔の上まで上り大きなベルを見れます。

入場無料の今が満開の広大なローズガーデンは時間が無いのでパスしました。
その後、道の駅ライスランド深川でチョイと昼寝をして暑いのでアイスを食べていたら、ハコスカとローレルのL型エンジン軍団が爆音を轟かせてR12をかっとんでいました。
その後、珍しいISUZUエルフベースのZILが入ってきました。ケンケンさんみたいなメッキ顔マニアのようでした。

その後道の駅たきかわに立ち寄り(写真)帰路につきました。
久しぶりのキャラバンでした。

また海鮮キャラバンに行きたいなあ。。。


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