GW東大雪キャラバン

2008.11.22〜11.24

11月最後の3連休。とは言っても初日は子供の幼稚園が休みじゃないので実際は普通に2連休。
東札幌には新しいショッピングモール「iias札幌」がオープンして賑わいそうだ。
最近はこの手のショッピングモールの建設が多く札幌近郊でも次々とオープンしている。
さてそのiias札幌の一角に我が家ご用達の瀬棚町「漁師の直売店」が出店するらしい。
最近は増毛町の遠藤水産といい、地方の魚屋さんが札幌へ出店するのが流行かな?
漁師の直売店が札幌にできるのはいいことだが、やはり私のこだわりは鮮魚輸送技術が発達したとは言え、イイ物は現地の取れたてに限ると言うことで、手間やコストを価格転嫁されては困るので、あまり手広くやってほしくないのが素直な気持ちだ。
まあ、それはそれとして、そんな話を聞いたら無性にあの瀬棚産の名物「活ヒラメ」と、これからが旬の「エゾアワビ」が食べたくなった。


と言うことから、ここは産直キャラバンにでも行こうと思い立った。
産直と言えば普通は産地直送である。
新鮮なものを産地から直接送ってもらうのが産直である。
が、しかし我が家の産直はそれとは反対を意味する。
産地に赴き旨いものを食う。つまり産地で直に食うのが産直なのである。所謂、地産地消に相通じるところがある。

能書きはそれまでとして、22日午後6時いざ出発!
ところが天気がやばそうである。山は雪雲、気温はぐんぐん低下し雪も降り始めた。
これは今時期のこの天気の峠越えはヤバイ。ツルツルのスケートリンク状態に違いないとの事で急がば回れと下回り(つまり太平洋岸沿)で進出することに・・・

苫小牧のイオンで夕食を買出し、駐車場で食す。雨交じりの雪が激しくなり、風も強くなってきた。
白老〜登別を経て今夜の宿泊予定地、道の駅「みたら室蘭」に到着。
さて宿泊準備をして寛ごうかと思ったら、すごい風でエントランスドアを開けようものなら風で吹き飛ばされそうなくらいの強風で車体も大揺れ。まるで台風並みの低気圧。
ここは白鳥大橋の袂にあり、目の前が海なのでまともに吹きつけられる。さすがにこの荒れ具合は・・・と先へと進むことにしました。
目指すは次なる道の駅「伊達歴史の杜」です。白鳥大橋走行の際はクレソンが風になぎ倒されそうになりヒヤヒヤものでした。
伊達に近づくにつれ風は弱まり、やはり室蘭をやめて大正解であった。
伊達に着くとキャンカー2台がすでに停泊していました。その他にも普通車が多数車中泊していました。
この寒い中、普通車で車中泊なんて本当に辛抱強い方たちですね(笑)。

いつもはG車やV車、もしくはY車に囲まれるのが普通ですが、今夜は珍しく全てナッツ車です。
右にグランツ。左にブルーラインのクレソンです。
(ロールオーバー)

札幌から来られたグランツの方のお話では中山峠はスケートリンクのようにツルツルに凍った路面に新雪が被さり、そんな状態と知らずにみんな走ってくるものだからスピン続出で非常に危険な状態だったそうです。
グランツさんも一度滑り、危なかったそうです。
真冬の寝雪になる前のこの時期と春先の雪解けの時期は特に危険で嫌ですね。



翌朝グランツさんは登別へ向けて出発され、残った2台のクレソンです。
残念ながらブルーストライプのクレソンのオーナーさんとは顔を合わせることがありませんでした。
しかし、以前この車は自宅近くで目撃してますし、先日私のクレソンがトヨペットに入庫中、このクレソンも入庫していたので、きっと同じ市内か近傍の方なのでしょう。

朝、9時になって道の駅が開きました。(ロールオーバー)

牛さんも出迎えてくれます。

道の駅「あぷた」です。寒いです。

有珠山も昨夜の天気でうっすらと雪化粧です。

長万部の国道沿いにある三八飯店に到着です。
ここ数年浜ちゃんぽんを食べていなかったので、久しぶりに食べるために立ち寄りました。














木の根っこでできたオオダコが出迎えてくれます。
愛嬌があります。

店内は以前来た時と感じが違っているなと思ったら、改装してテーブル席を増やしたようです。
儲かってるんだなあ・・・
更に客を動員するためか?
オーダーも自販方式に変更になっていました。

それよりも何よりも、全品値上げされているじゃないですか!
改装にかかった分を取り返すつもりなのか・・・
それとも単に原料その他の値上げの価格転嫁か・・・

早速、私は塩味浜ちゃんぽん、カミサンは味噌味浜ちゃんぽんを注文しました。

ところが出てきたのがコレ・・・
ぜんぜん具が少なくなっていて中の麺が見えています。
少なくなったばかりか具も小さくなっていて全然普通に食べきってしまうどころか足りないくらいです。
以前は食べきれないくらい腹いっぱいになったのに残念です。
これではお勧めできないばかりか、もう御免です。
二度と食べません。
値上げした上に質も量も減らすとは許せません。
そういえば以前に食べた、あんかけ焼きそばも量が減っていたような気がします。


これでは三八飯店に来る価値がなくなりました。
小さくなったイカを見て無性にイカ飯が食べたくなり、予定を急遽変更してイカのリベンジのため、瀬棚方面に進路をとらず、森町へ南下することにしました。

八雲で噴火湾パノラマパークに立ち寄りました。
南下するのであれば三八飯店に寄らず、ハーベスタ八雲にすればよかったと後悔しました。
雪の白樺並木は春の新緑に囲まれた白樺並木とは雰囲気が違いますね。(ロールオーバー)











イカ飯前に少し腹ごなしにと噴火湾パノラマパークの主要施設であるパノラマ館に立ち寄りました。
その名のとおり館内からは噴火湾が一望できます。

周囲は現在冬季閉鎖中ですが、オートリゾートネットワークの高級オートキャンプ場「オートリゾート八雲」となっています。











館内は無料の広大な子供の屋内遊戯施設となっていて冬でも走り回って遊べます。
いろいろな遊具や卓球台などもあります。













腹ごなしに少し遊ばせました。

遊具の他にもこのような変わった乗り物など数種類あります。

壁を登ったりもできちゃいます。
あまり遊んでいると遅くなるのでイカ飯目当てに出発です。

森町に入って真っ先に駅前の元祖イカ飯屋に行きましたが、カーテンが下りて店が閉まっていました。
ショック!わざわざ長万部からイカ飯を食いに来たのに!

なんか今日はついてない!

とりあえず道の駅「ゆうゆう森」に行って隣接する食べ物屋で食べることにしました。
何としてもイカのリベンジなので食べなくては!

2ハイ入って530円です。
何といってもイカがデカイです。
あつあつホクホクでなかなか旨いです。
私的には、もう少し味が染みていたほうが好きかな?

100%もち米じゃなく、もち米の分量が少し少ないような気もしますが、まあイカがでかくて、あったかで、こんな値段なのでOKでしょう。

さて、イカのリベンジと聞いたら函館のコリッコリの生きたイカ刺しを食べたくなったのは、どうも私だけのようでした。
函館への再度イカのリベンジを交渉しましたが、カミサンに却下されました。
さて漁師の直売店は4時で閉店です。あと2時間しかありません。
瀬棚に向けて直行あるのみです。


森〜長万部〜今金〜瀬棚と走りぬけ、閉店30分前に無事滑り込みました。

辺りはもう暗くなりかけています。

ご覧のように生簀には活きのよい、いろいろな魚介が・・・
危うく元気のいいホタテに水鉄砲を浴びさせられるところでした(汗;)
この活きのよさが産直キャラバンの最大の理由なのです(^^)v
なにしろ、夏場はイカがジャンプしながら生簀の籠を次から次へと渡り歩いていましたから・・・

3連休期間中は全て格安販売となっていて通常よりも25%から30%も安くなっています。

とりあえず、今夜の刺身にヒラメ1尾と特大ホタテ6枚、活ツブ1Kg、天然エゾアワビ2個を購入して刺身にしてもらいました。
ソイも食べたかったのですが、売り切れてしまっていました。残念!

早く食べたいとはやる気持ちを抑えて、街中にあるいつもの温泉へ。
サウナ・露天風呂付きで大人350円・小人70円です。

今夜の車中泊地、瀬棚三本杉岩です。
夏場の喧騒とは程遠く、ひっそりとしていて誰もいません。
店は2件とも営業していました。

早速ゲットした刺身で一杯です。サイコーです(^^)#
産直キャラバンは止められませんねえ。

ヒラメもアワビもツブもコリッコリです。
ホタテは潮の流れが速い冷たい海域で育っただけあり甘みが強く身がしまってグーです。
サッポロクラシック ’08富良野ビンテージもマイウー!痛風に悪そう(;^^;)

三本杉岩の朝です。天気がイマイチでぱっとしません。
相変わらず風も強く、海は荒れています。冬の日本海では、こんなの普通なのかもしれませんが・・・

荒れてますなあ。北の漁場は男の仕事場ですなあ。。。ど演歌の世界ですなあ。。。

朝9時に再度漁師の直売店に立ち寄り、今夜の食材に特大ホッケの開き、干し宗八カレイ、カスベの煮付け、イカ塩辛などを買い込み出発。途中、窓岩に立ち寄りました。

夏場と違って怖いくらいに荒れています。
窓岩がどのようにしてできたのか誰でもわかるくらい荒れています。
岩の上には海鳥がタムロしています。

こんな海を見ていると、歌えもしないくせに漁師演歌を歌いたくなります。(嘘!なりません!)

烏帽子岩モドキも波しぶきの向こうにかすんで見えます。
心から好きだよチャコ、抱きしめたい〜 と歌いたくなります。(なりませんてば!)
写真ではよく分かりませんが、こんなに荒れていても海が綺麗だから不思議と波の色はバスクリン色しているんですよ〜。

冬の荒波に浸食された岩の内部はこんな感じです。

道の駅「よってけ島牧!」に到着です。(ロールオーバー)

いろいろおいしそうなキャラメルが並んでいたので、オホーツク塩バターキャラメルとサッポロ生ビールキャラメルを買いました。

ジンギスカン系のキャラメルは人気ないのか、ここにはありませんでした。

追分ソーランラインを北上と共に次第に雪の量も増えてきました。
今年新しくできた道の駅「みなとまーれ寿都」です。寿都と書いて「すっつ」と読みます。

駐車場は坂を下って道の駅の後ろ側と道路を挟んで横にありますが、車中泊には裏側のこの駐車場がお勧めです。
24時間トイレは目の前にあります。
さすがに新しくできた道の駅だけあって24時間トイレも暖房ポッカポカのウォシュレット付きトイレで快適そうです。
但し、駐車場は狭く、普通車枠しか設けられていないのでクラスAやCではちょっと無理そうです。
バスコンもちょっとキツイかもです。せいぜい2X5キャブコンくらいまでかな?

道の駅の名前からも分かるように、駐車場の目の前はもう漁港です。

次に立ち寄りは蘭越町にある道の駅「シェルプラザ港」です。

途中、蘭越町で可愛らしい駅を発見!JR目名駅です。
造りはログになっています。

道の駅「ニセコビュープラザ」で給油&昼食です。
羊蹄山は頂上付近に雲がかかっていて全容を現してくれません。

ニセコアンヌプリははっきりくっきりです。
これからの季節なかなか姿を見せることはありません。
天候が安定する2月半ばからは晴れる日も多くなり美しい姿を見せる日も多くなります。
1月中は毎日吹雪いていて、まず姿を見せません。

昼ごはんは漁師の直売店で買ってきた「うにごはん」をメインに道の駅で購入した「にらまんじゅう」「一口コロッケ」「あげいも」&寒いのでカップ麺です。
このにらまんじゅう、2個入り150円なのですが、マイウーなので後からまた買い足しに走りました。からし&ポン酢を付けて食べるのですが、なかなかマイウーで、次に来たときもきっと食べると思います。

ニセコ〜支笏湖〜千歳はシーニックバイウェイ指定ルートですが冬場は雪の多いルートでもあり、運転は注意が必要です。
ここは京極町ですが、背後に見えるのは羊蹄山です。

喜茂別にて

ここから見える羊蹄山も綺麗です。(右の山)

あたり一面真っ白な雪景色。
ここらあたりはこれからの時期、風が強い日は地吹雪がひどく前が全く見えなくなる事もあります。
美笛峠〜支笏湖を経由して無事帰宅。
そしてネットに接続すると・・・  詳細はブログで・・・


キャラバン総括

北海道の観光シーズンも今月初めの3連休でほとんど終了し、冬季閉鎖となった施設も多く、この時期は秋から冬への移行期で一番つまらない時期です。そんなこともあり、特に今回もまたビジョンのない旅となってしまいましたが、思い立ったら気ままに風の向くまま、気の向くまま、何処にでも行けちゃうのがキャンピングカーの良いところでしょう。
今年は今の時期としては例年になく寒くなるのが早いようですが、北海道もこれからがいよいよ冬本番、安全運転でまた今年の冬も楽しもうと思います。



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