GW東大雪キャラバン

2008.09.07〜09.08

9月7日、8日と2日間限定で今年もSL夕張応援号が走ることになり、追っかけ撮影旅に行ってきました。
昨年は同時期にクレソンの北海道販売店である札幌のノースライフというキャンピングカーやさんが主催のキャンプ大会が行われ賑わいましたが、今年は行われませんでしたが、SL大好きな息子とビデオ撮影係のカミサンを連れて行ってきました。
まずは夕張方面へ列車回送するにはJR千歳線を走行するので、あらかじめ千歳駅にSLの回送列車通貨時刻を確認したところ7時11分とのことで家に近い1駅札幌よりの長都駅で妻子を従え、待ち受けました。
定刻どおりDEに牽引され遠くからゆっくりとやってきました。
すかさずシャッターを押すと切れません。
な、なんだ?
よくよくチェックするとSDHCがささっていないではないですか!
先日カミサンが使用してちゃんと挿してなかったのです。ショックです。せっかくの休日の早起きが無駄になりました。
せっかく機関士さんが気づいてくれて汽笛を鳴らし、手を振ってくれたのですが残念でした。

その後、クレソンに荷物を搭載し買い物して出発セレモニーが行われる新夕張駅を目指しました。

新夕張駅には既に乗客の家族連れ以外にも多数のマニアやギャラリーが集まっていて、田舎の駅前駐車場も、この日はあふれかえっていました。

ここの駅の裏手の国道、R274石勝樹海ロード沿いにはいつもの「おむすび屋さん」がありますv^^;

定刻どおりSL夕張応援号は煙と蒸気を吐きまくり出発しました。
ここからクレソンで追っかけ撮影の始まりです。
とは言っても今回は久々にSLと併走しビデオ撮影するのが狙いで、写真はあまり撮れませんでした。






新夕張駅は田舎の駅ですが有人駅で駅員さんも何人か結構います。
よって駅に入るには大人一人160円の入場券が必要です。
とりあえず今回は入場せずに追いかけます。
また戻ってきた時に入場しようということになりました。








夕張線は山間の旧炭地を走り抜けるので川沿いの渓谷を走るため鉄橋が多いのも特徴です。
しかし、それが仇となり併走による撮影では、道路は平行してあるものの、SLが木陰に隠れたり、道路と線路に高低差があり汽車が隠れてしまって、留萌線の「すずらん号」のときとは違い、なかなか旨くは撮影できませんでした。


それにしても途中にはいたるところにマニアが大勢待ち受けていて、その様子を見ていると車で走りながらも今列車は見えないが、近くを走っているか通過してしまったか等の情報が目で伝わってきます。




いつものように最後尾には補機DE15を伴っています。
夕張→新夕張への折り返し運転では こちらの補機が牽引し、SLは最後尾で逆走となります。















終着駅の夕張駅です。

目の前はMt.レースイスキー場でホテルマウントレースイがあります。
露天が並び食べ物や鉄道グッズ販売等で賑わっていますが、昨年ほど多くはありません。





今年も機関車はC11207号機です。
正面のプレートに表示されているのですぐに誰でも分かりますね。
機関車に興味のある方達は知っていることですが、この番号の意味は最初の「C」は動輪の数を表し、横から見て動輪が2個なら「B」3個なら「C」4個なら「D」です。
次の11は型番で10〜49がタンク機関車と言われ車両後部に石炭庫が設置されています。50〜99はテンダー機関車と言われ、機関車とは別に石炭車を牽引しています。車両後部に大きな石炭車があるのですぐに分かります。
代表格では機関車トーマスはタンク、デコイチはテンダーです。
最後の数字「207」が製造番号(シリアルナンバー)でC11で207番目に製造された物です。




ご覧のようにシリンダーからの動力を車輪に伝えるアームで連結された大きな車輪の数が3個あるのがよく分かります。
これが動輪で「C」と表示されるのです。
「そんなこと知ってるよ〜」と言う人はマニアに片足突っ込んでる人かな?

特にこの207号機は左右にヘッドライトを持つ通称「カニ目」と言われる珍しい型の車両です。
殆どの車両は煙突前の中央に1個だけですね。

この207号機は現役時代「日高線」や「瀬棚線」など海霧が発生しやすい地域を走っていたので視界確保のためにツインヘッドライトに改造されました。

昨年もそうでしたが、この車両は「夕張応援号」の後は9月20日〜11月3日までの土・日・祝日に札幌〜蘭越間で「SLニセコ号」として運行される予定です。

ホテルマウントレースイ2階では鉄道愛好家によるボランティア活動として、鉄道模型「HOゲージ」や「Nゲージ」の壮行会が行われていて、無料で見学できます。
テールランプやその他の照明なども点灯していて、本物さながらといった感じで、5歳の息子も先日連れて行った「プラレール博」よりも真剣な目で見入っていました。

こちらはNゲージで今回の「SL夕張応援号」も走行していました。
皆さん、つぎ込んでますなあ(笑)
その他にもSL上映会や写真展など多数の展示がありました。

SL夕張応援号は新夕張〜夕張間を午前・午後1回づつ往復します。
昨年に比べ本数も半減です。いつまで続くのかは微妙です。

午後の最終便出発の後はホテルマウントレースイ併設のレースイの湯で一風呂浴びて明日の始発である追分駅へ下ります。

レースイの湯は大人680円、小学生以下370円と高いけれど休憩所もなくカミサンには不評です。

夜は「SL夕張応援号」の明日の始発に備え、自宅までは30分ほどで帰り着くが安平町の追分駅裏にある「追分鹿公園キャンプ場」で車中泊することにしました。
テントは500円ですが車中泊は無料です。
ただし、キャンプ場までは駐車場から少し距離があるので、車中泊のみで道の駅で泊まる感覚です。
夜はキャンプ場内のトイレまで距離があるので車内トイレ利用です。
その名の通り場内には鹿がたくさんいます。
その他にも鶏やアヒルその他がいて小動物園のようになっています。

場内は奥行きが広く、散策には良いです。中央には池があり蓮が茂っています。









ここのウリは「赤いひまわり」と言われるこの花です。
赤と言うよりはオレンジですが・・・

この鹿公園キャンプ場の近くには安平町鉄道資料館があり、D51などが程度よく屋内保存されています。
資料も豊富で見る価値有りです。
もちろん無料ですし、毎月何回か屋外に牽引して公開もしています。
通常はキャンプ場の管理人さんに言えば、いつでも見学可能です。




安平町(旧追分町)鉄道資料館です。写真は昨年の物です。

翌、9月7日「SL夕張応援号」09:02追分駅を出発です。

あいにくの雨となりましたが、新夕張駅までは補機のDE15を先頭に出発です。
天候不良のせいかマニアらしきカメラ小僧は全部で3人くらいしかいません。












途中の川端駅では列車通過待ちのため少し停車します。

ここからはクレソンもR274石勝樹海ロードで夕張川沿いに新夕張まで併走となりますが、ここからは交通量もマニアの数も一気に増えます。












新夕張駅では補機を最後尾に付け替えを行い、また給水作業も行います。

ここで息子が昨夜クレソン内で書いたC11 207号機の絵を機関士のおじさんに手渡したら、とても良く書けているなあ・・・と、喜んでくれて機関室後部に張ってくれました。

10:35「SL夕張応援号」は新夕張駅を出発し、夕張駅へ向かったのを見送って駅を後にしました。
今日もまた夕張駅まで追っかけたかったのですが午後から身内が訪ねて来るのでRTBです。

今回はビデオ撮影が中心でデジカメ写真はあまり撮れていなかったのが残念ですが、カミサンが息子に払い下げた古いデジカメで息子が併走中の車内から撮った写真は掲載していませんが、なかなかできばえも良く、見ごたえがありました。
5歳にしてSLと写真が趣味とは、なかなか渋いヤツです。


帰宅後、夕方JR千歳駅に「SL夕張号」の回送通貨時刻を問い合わせたところ17:15とのことでしたので、また昨日の朝の回送時と同じく家の近くの長都駅にて「SL夕張号」をお見送りしました。(ロールオーバー)

今度はSDHCはちゃんと差さっていましたが、シャッター速度を上げたままなのを忘れていました(汗)
少し暗くなってしまったのが残念です。
機関車が最後尾で牽引され、夕張駅を出発したときと同じ配列でした。
次回はSLニセコ号撮影かな??

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